AppleScript基礎テクニック集(24)フォント指定〜Font information
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AppleScript基礎テクニック集は、文字通りAppleScriptの基礎テクニックをまとめたシリーズです。本シリーズは、個人的に「こういう本があるといいのに」と感じていたものを書いてみたものです。書きはじめたら割と分量が増え、増えすぎないように自制したほど。ほどほどのページ数におさえたい、と思っています。 本当の初心者に向けた本は「いまからはじめる」シリーズだと思っていて、少し書けるようになったスクリプターが、もっと凝ったものを書けるようになるために、振り返って確かめるべき「地盤固め」を行う要点、のような内容が本シリーズです。 楽器にしても、スポーツにしても、「基礎」練習って面白くないし、割と無味無臭な内容です。それでも、確認をしておかないと手ひどい失敗を被ることもあるでしょう。ある意味、「痛い目」にあって初めて「知る必要がある」と思い知る内容です。なので、自分が書いた本の中では真ん中よりも少し上という位置付けになっています。 macOS上でフォントは「PostScript Name」、「正式名称(Display Name)」で管理されており、どちらの指定も受け付けるアプリケーションもあれば、PostScript Nameだけを要求するアプリケーションもあるなどさまざまです。 また、フォント名を「ファミリー」と「スタイル」に分けて指定できるようにもなっており、個別に指定できるアプリケーションもありますが(Adobe InDesignなど)、これはごく一部です。 結局、アプリケーションごとに対応はまちまちですが、指定できることにはかわりありません。 フォント指定のためのフォント情報の基礎! macOS 13に関するご注意: macOS 13, VenturaではFontBook.appがAppleScript非対応になりました。このため、本書の内容はmacOS 12までの環境にのみ対応したものとなります。macOS 13に移行された方は、ご注意ください。 PDF 34ページ、サンプルScript Zipアーカイブ添付 2023/2/22 v1.1アップデート 見出しのテキストなどを修正
目次
■AppleScriptにおけるフォント情報管理 フォント情報は「Font Book.app」で調べる フォントを階層構造とコレクションで管理 これが、フォントの識別情報 AppleScriptに対応しているFont Book.app Font Book上の選択中のフォントを取得 標準搭載、メニューからScriptを実行する機能 ■Keynote/Pages/Numbersでフォント情報を指定 Keynote書類上のテキストアイテムのフォント指定 iWork apps全般では正式名称でもPS名でも可 Pagesでも正式名称/PostScript名でOK Numbersでも正式名称/PostScript名でOK ■書式付きテキストをAppleScriptから生成 TextEditには特殊なオブジェクトで書式アクセス ■Font Book.app関連AppleScriptサンプル FontBook.app自体のプロパティを取得 フォントライブラリ情報を取得 フォントコレクション情報を取得 フォントコンテナ情報を取得 選択中のアイテムを取得 フォントにアクセス① フォントにアクセス② フォントを削除