AppleScript基礎テクニック集⑯スクリプトエディタの使い方
- ダウンロード商品¥ 1,000
AppleScript基礎テクニック集は、文字通りAppleScriptの基礎テクニックをまとめたシリーズです。本シリーズは、個人的に「こういう本があるといいのに」と感じていたものを書いてみたものです。書きはじめたら割と分量が増え、増えすぎないように自制したほど。ほどほどのページ数におさえたい、と思っています。 本当の初心者に向けた本は「いまからはじめる」シリーズだと思っていて、少し書けるようになったスクリプターが、もっと凝ったものを書けるようになるために、振り返って確かめるべき「地盤固め」を行う要点、のような内容が本シリーズです。 楽器にしても、スポーツにしても、「基礎」練習って面白くないし、割と無味無臭な内容です。それでも、確認をしておかないと手ひどい失敗を被ることもあるでしょう。ある意味、「痛い目」にあって初めて「知る必要がある」と思い知る内容です。なので、自分が書いた本の中では真ん中よりも少し上という位置付けになっています。 スクリプトエディタは、AppleScriptを記述、保存、実行、アプリケーション(アプレット)書き出しするためのmacOS標準搭載アプリケーションです。 もともとスクリプトエディタは、Classic Mac OSの「スクリプト編集プログラム」をMac OS Xに移植したものです。 初期にはCarbonベースで書かれ、v10.4でCocoa&Universal Binary化、v10.6で64bit化。v11でApple Silicon/Intel 64のUniversal Binaryに。Mac上のすべての移行を経験してきました。 Mac OS X 10.4で32Kバイト以上のスクリプトが編集可能になり、AppleScriptからのコントロールが行えるようになったことで、「使える道具」になってきました。同時にURLイベントに対応したことで、筆者のBlog「AppleScriptの穴」掲載の、リンクのクリックで内容が転送されるプログラムリストをWeb上で共有できるようにもなりました。 このスクリプトエディタについて詳細な使用方法をご紹介します。 特別付録1:コンテクストメニューからAppleScriptの入力・編集支援を行う「Piyomaru Script Assistant」 特別付録2:スクリプトエディタのテンプレート用、各種macOS標準搭載アプリケーションのScriptテンプレート集 PDF 38ページ、各種付録ScriptのZipアーカイブつき
目次
■編集環境としてのスクリプトエディタ スクリプトエディタの機能一覧 スクリプト新規作成/テンプレートからの作成 ユーザー用Scriptテンプレートの追加方法 Cocoa-AppleScriptアプレットの新規作成 URLイベント受信 短縮入力の展開 「説明」欄の編集 構文書式設定 コンパイル(構文確認) バンドル内ファイル編集 Info.plist編集 スクリプトアシスタント入力 ヘルプの閲覧 AppleScriptからの操作 新規作成スクリプトのデフォルトウィンドウ指定 その他の機能 ■実行・デバッグ環境としてのスクリプトエディタ AppleScriptの実行環境における位置付け 実行/強制メインスレッド実行 ログ表示/履歴管理 スクリプトメニューの有効化/無効化 ■用語辞書閲覧環境としてのスクリプトエディタ 用語辞書の閲覧 ライブラリ管理 ■保存、書き出し環境としてのスクリプトエディタ スクリプト保存 スクリプト書き出し/コード署名