AppleScript基礎テクニック集⑬ファイル処理
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AppleScript基礎テクニック集は、文字通りAppleScriptの基礎テクニックをまとめたシリーズです。本シリーズは、個人的に「こういう本があるといいのに」と感じていたものを書いてみたものです。書きはじめたら割と分量が増え、増えすぎないように自制したほど。ほどほどのページ数におさえたい、と思っています。 本当の初心者に向けた本は「いまからはじめる」シリーズだと思っていて、少し書けるようになったスクリプターが、もっと凝ったものを書けるようになるために、振り返って確かめるべき「地盤固め」を行う要点、のような内容が本シリーズです。 楽器にしても、スポーツにしても、「基礎」練習って面白くないし、割と無味無臭な内容です。それでも、確認をしておかないと手ひどい失敗を被ることもあるでしょう。ある意味、「痛い目」にあって初めて「知る必要がある」と思い知る内容です。なので、自分が書いた本の中では真ん中よりも少し上という位置付けになっています。 Unix shell commandの利用といったときに、「AppleScriptからdo shell scriptコマンドでshell commandを呼び出す」話と、「shell commandやshell scriptの中でAppleScriptで書いたプログラムを呼び出す」という、まったく価値観の異なる別の話が含まれています。 本書は、これらのまったく別な話に含まれている概念やノウハウを整理し、わかりやすく具体的にその方法や制限についてご紹介する本です。 AppleScriptによるファイル処理は、MacBook AirからはじまったSSD標準採用、macOS 10.10以降のCocoa Scriptingの標準化、高速なApple Siliconへの移行なども相まって、非常に高速なものとなってきました。とくに、NSFileManager経由で処理をしたときの速度がすさまじく高速です。最新のOS、最新のマシンの組み合わせで必携の一冊!
目次
■最近のmacOSのファイル処理事情 AppleScriptのファイル処理には3通り フルディスクアクセスの設定を 64ビット化されてFinderは遅くなった どこで差がつく? ファイル処理 複数の条件をつけてFinderでファイル取得 ■条件抽出 ファイル情報の抽出 Finderラベルによる抽出 ■リネーム(名称変更) ファイルの名称変更=リネーム フォルダの名称変更=リネーム ■コピー(複製) ファイルのコピー フォルダのコピー ■移動 ファイルの移動 フォルダの移動 ■削除 ゴミ箱への移動を行うだけの「ファイル削除」 ファイルの完全削除 ゴミ箱への移動を行うだけの「フォルダ削除」 フォルダの完全削除