AppleScriptによるWebブラウザ自動操縦ガイド v1.3
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【AppleScript初〜上級者け】【図を中心に構成、アプリ操作方法徹底解説】 v1.3アップデート。macOS 12, Monterey & 13 Ventura, Apple Silicon Mac対応 YouTube、Quoraなど著名サイトを操作するAppleScriptサンプル掲載! 作業の自動化や省力化といったときに、Webブラウザ上で動く各種Webサービス を操作して、一定のまとまった操作を行わせたい、という話をよく聞きます。 世界的に大規模なWebサービスであれば、REST APIが整備されていて、プログラ ム側から操作することも想定されているところは多いのですが、その他の多くのサイトはAPIが公開されたりはしていません。Webサイトの利用は手で行なってくださいね、というところばかりです。 社内の会議室予約システムであるとか、仕事で使う予約・発注システム。そうした、毎日利用するシステムは手作業で使ってくださいというものばかり。非効率このうえない状態です。 そんなときに、Mac+AppleScriptの組み合わせなら、Webブラウザに表示されるコンテンツ自体の操作も行えます。日常的に発生する、煩雑な作業、手間のかかる作業については、自動化してコマンドで一発呼び出し! そのための方法について、macOS標準搭載のSafariをはじめ、Google Chrome互換の各種Webブラウザについてもその具体的な方法をご紹介いたします。 フォーマット:PDF(330ページ) 添付付録アーカイブ(Zip形式) 付録アーカイブ中に「Piyomaru Context Menu Assistant」を収録。スクリプトエディタのコンテクストメニューから各種記述を手軽に入力できるスニペット機能です サポートページ http://piyocast.com/as/asinyaye/books/webbrowserguide ※macOS 12.3上で、スクリプトエディタ上のコンテクストメニュー項目が2重に表示されるというOS側のバグが発生しております ※各WebブラウザでAppleScriptからJavaScriptを実行する「do JavaScript」(Safari)、「execute JavaScript」(その他)は、初期状態では実行できないようになっています。この解除方法については、CHAPTER 7 「Webコンテンツアクセス」にてまとめて解説しています。 参照ページ数が、初版発行後のコンテンツ追加でずれてしまっているようで、お手数をおかけいたします。do JavaScript/execute JavaScriptコマンドの実行許可は7章をご参照ください。 ※ Pffiddlesoft UI BrowserのLate Night Softwareへの移管について 本書でご紹介している「Pffiddlesoft UI Browser」の作者であるBill Cheeseman氏の引退にともない、UI BrowserはカナダLate Night Softwareに移管されました。現行バージョンであるv3.0.2試用版がLate Night Softwareからダウンロードできるようになっています。また、後継ソフトウェアであるUI Browser v4.0のオープンソースによる開発が行われています。 https://latenightsw.com/freeware/ui-browser/
目次
1章 めんどうな操作を自動化しよう! 人間の手で操作して情報を集めたり、データ入力するのは非効率。スクリプトから操作して自動操作 2章 スクリプトエディタの使い方 AppleScript専用のスクリプトエディタの使い方など、基礎的な内容をご紹介。 3章 WebブラウザをAppleScriptから動かそう macOS用Webブラウザの大半はAppleScriptから操作可能。AppleScript対応は必須の機能! 4章 Webブラウザの情報を取り出そう Webブラウザ自体が大量の情報を管理しています。まずは、ブラウザの情報を調べてみましょう。 5章 指定URLをオープンしよう 誰にでも確実に行える操作です。かならず経験しておきましょう。URLをオープンした後が大事です。 6章 コンテンツをキャプチャして保存しよう 表示内容を変化しないデータや、再利用可能なデータとして残しておくことは、重要な処理です。 7章 Webコンテンツにアクセスしよう HTML内の操作対象にアクセスするための、さまざまなアプローチをご紹介 8章 Webコンテンツを画面部品として操作しよう 画面上の部品と同様にWebコンテンツにアクセスして強引に操作する「奥の手」GUI Scripting 9章 ログイン、ログアウトしてみよう ユーザー登録が必要なWebサイトの処理を行うために必須の作業です。意外とクリアしにくい箇所 10章 データをダウンロードして処理しよう 直接ダウンロードできないファイルのダウンロード完了を検出して、ファイル処理しよう! ダウンロード後にファイル整理したりファイル名を変更したり 11章 仮想ディスプレイでユーザーの誤操作を防ごう ユーザーからの操作をガードするために、仮想ディスプレイを用意してWebブラウザを表示! 画面上から強引にScriptで動かすと、ユーザーの誤操作が一番の大敵 12章 さまざまな実行環境を知ろう AppleScriptにはいろいろな実行環境があって、環境ごとにできる/できないことがあります。時間と気持ちに余裕のある時にでも読んでおくとよいでしょう。 13章 実例:Quoraの統計データを取得しよう 実際に、Quoraのアクセス情報ページにアクセスし、自分の投稿情報を取得してみよう! 14章 さまざまな技術資料。興味があったら読んでね アプリケーション・オブジェクトの指定方法/AppleScript用語辞書の確認方法/Webブラウザの基礎的なScripting/Google Chrome系のWebブラウザのsdef/AppleScriptの歴史/AppleScriptのエラーコード表/各Webブラウザの用語辞書の変更履歴/AppleScript予約語一覧